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苦しかったときの話をしようか感想①「自己分析にお勧め」

はじめに

今回は、P&G出身、USJ再建の立役者として有名な森岡氏の書籍をご紹介します。

物語は、森岡氏の意外な一面、就職活動を前にし将来やりたいことが分からないと悩む娘を思うお父さんの姿が、見えてくるところから始まります。

第1章の「やりたいことが分からなくて悩む君へ」や表題の「苦しかったときの話をしようか」を除くと、本書の大部分は、いわゆる「キャリア論・自己分析論」を整理した内容になっています。

そのため、今将来の仕事を考えている人、もしくは自己分析(自分の強みを見つけ、それをどう伸ばすか、自分の弱みとどう向き合うか)をしている人にとっては、学ぶことが多いように思います。

ただし、私は第1章、表題の章の方が大変印象に残り、特に表題の章である「苦しかったときの話をしようか」を読んだ際には、感動で涙ぐむような内容になっていました。

本日紹介したい本は、様々な人にとって印象に残るような本となるでしょう。


苦しかったときの話をしようか

お勧めポイント

お勧めしたい方

働く上での「判断軸」が欲しい方:就職活動を始めた方、転職活動をし始めた方

コメント

本書では、USJの再建立役者である日本を代表すると言っていいマッケーターである森岡氏が見せる違った一面を見ることができます。

それは「娘を想いつつも、ついつい心配するがあまりに喧嘩になってしまう、不器用な父としての一面」「P&Gの中で、入社直後は苦しみながらも、順調にキャリアを伸ばした先にも不条理な環境に苦心し、全てが順風満帆ではなかったという一面」です。

当時、森岡氏の書籍を続けて読んでいた私にとって、こうした意外な一面を知ることができただけでも、この本を読むことの収穫でした。

将来やりたいことがわからなくて悩む娘へのメッセージとして、キャリア・自己分析について様々なポイントを紹介してくれています。

特に印象的だったのが、日本人の課題の一つとして「Self-Awareness」(=自分を知る事)に弱いことにあるという点でした。

自分が何者で、何に強みがあり、何をすれば幸せに感じるのかを行うのが、Self-Awarenessですが、日本人の場合は、そうした自分を知る作業をせずに、何となく会社を選んでしまうということが多いということです。

本書では、そうした「Self-Awareness」が弱い人に向け、自己分析手法を提供しています。

ただし、本書で紹介してくれている自己分析手法は、自らの体験に基づき、自らで言語化しながら、強み・弱みを認識していくものになりますが、そうした作業が苦手な方もいらっしゃるのではないかと思います。

そうした方に、私がお勧めしたい自己分析手法はこちら。

このように、P&G出身、USJの立役者を通じてキャリアを上げてきた森岡氏が考える「働くことへの本質」に触れることが出来、自身のキャリアを伸ばしていく内容を理解できるきっかけになる本です。まだ読んだことのない方にはおすすめの一冊です。


苦しかったときの話をしようか
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この記事を書いた人

大手IT・マーケ10年目/大手企業で海外駐在経験・新規事業立ち上げ成功で安定化・ぬくぬく→このままで良いのかとモヤモヤ、試行錯誤/転職・副業で頑張る人と繋がりたい/婚活・結婚でも彷徨い中

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