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【ビジネスに役立つお勧め本】マーケティングを知る

はじめに

マーケティング」の分野にて10年仕事をしてきましたが、この分野ほど、その実態を正確に捉えられている人が少ないことはないのではと思うほど、人によって理解度の違いに差がある分野はないのではと思ってしまいます。今回は、マーケティングを知る上で重要と思われるお勧め本を厳選して紹介いたします!

ビジネスに役立つお勧め本はこちら

①「イシューからはじめよ」安宅和人

■お勧めポイント:★★★★★

■お勧めしたい方:バリューの高い仕事をしたい方へ

■コメント:
キャリア相談や就職活動(転職活動)、チームマネジメントの際に、マッケーターって何が必要なのか?と問われることがあります。その時に、私は「マッケーターに必要な要素は様々あるが、一番重要なのは巻き込み力だ」とコメントしています。それは、マッケーターの仕事は1人ではできないという性質があるからです。

マッケーターの存在意義は営業や開発部門などとのコミュニケーションを通じて、事業を成功させることにあります。このコミュニケーションに必要な能力は2つあり、論理的思考力と対話力が必要と考えています。この本と出会ったのは大学生時代でしたが、当時の私は、後者への苦手意識が強く、前者へのこだわりが強かったように思います。(後々、後者への苦手意識を克服するきっかけがありましたが、それは別の機会へ)

この本の重要な点は、問題定義→仮説立案→アウトプットデリバリに至るプロセスをまとめている点に加え、「今までの常識を覆そうとしている」点にあります。バリューを高めるには、努力と根性の上で質を上げようとするのではなく、「問いの質」を上げること=バリューの高い、圧倒的な生産性の向上に繋がると言っています。当時の私を振り返ると、暇な大学生で学習欲の盛んな時期であったこともあり、ひたすら課題図書や論文を読み漁り、インプットを続けることで「やっている感」を出していたように思います。本書ではそれを「犬の道」と言う言葉で上手く表現されていますが、重要なことは根性論でひたすら情報と向き合うことではなく、どこに問題点を置くか、どの問題を重要とするかの視点にあると語ってくれています。

イシューからはじめよ ー 知的生産の「シンプルな本質」【電子書籍】[ 安宅和人 ]

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感想(0件)

②「マーケティングとは『組織革命』である」森岡毅著

■お勧めポイント:★★★★★

■お勧めしたい方:マーケティング分野での成功を遂げたいという野心のある方へ

■コメント:
USJユニバーサル・スタジオ・ジャパン)のV字回復の立役者として有名な森岡氏が、その叡智をまとめた書籍は数多く存在いたしますが、その中でもお勧めしたいのがこちらの書籍になります。こちらの書籍について共感できたのが、書籍のタイトルの通り「マーケティングとは『組織革命』である」という点にあります。

マッケーターの本質にコミュニケーションがある点については先述の通りですが、このコミュニケーションは上流工程から下流工程まで流れて、お客様へのメッセージとしてデリバリされていかなくてはならないと考えています。このプロセスを実現するには、一個人の活動の努力如何の問題ではなく、組織が連動して実現されるものだと思います。コミュニケーションを成立させることがマーケッターの仕事の成果に直結するという意味では、マッケーターが意識すべきは現状の組織連動性のレベルを見極めながら、過不足を補うように働きかけることです。

本書籍の面白い表現に「理想の組織とは『人体』である」という言葉があります。そして、多くの会社における課題を、その人体が動く上で重要な神経経路が破壊されている事にあると指摘しています。個人の力で会社を成長させるにはどのようにすれば良いのか、そのメソッドを学ぶことが可能です。

マーケティングとは「組織革命」である。【電子書籍】[ 森岡 毅 ]

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感想(1件)

 

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